スタンプラリーの作り方|初心者でもできる5ステップと実際の作成手順を解説
スタンプラリーの作り方を初心者向けに解説。紙・デジタル両方の作成方法から、QRコードやGPSを使ったスタンプスポットの設定、当日運営までを5ステップで紹介します。
「スタンプラリーをやってみたいけれど、具体的に何を作ればよいのかわからない」
学園祭や文化祭、オープンキャンパス、地域イベント、商店街企画などでスタンプラリーを検討すると、多くの人がこの壁にぶつかります。
企画のアイデアはあっても、実際にどのような準備が必要なのか、どんな順番で進めればよいのかは意外と分かりにくいものです。
この記事では、スタンプラリーを実際に作るための手順を5ステップで解説します。
企画論ではなく「何を準備し、どう設定し、どう運営するか」に焦点を当てているので、これから実際にスタンプラリーを作る担当者の参考になるはずです。
スタンプラリーは5ステップで作れる
初めてスタンプラリーを作る場合でも、流れ自体はそれほど複雑ではありません。
基本的には次の5ステップです。
- 開催内容を決める
- 台紙(カード)を作る
- スタンプスポットを設定する
- テストプレイを行う
- 本番運営を行う
まずは全体像を把握してから作業を進めるとスムーズです。
スタンプラリー作成前に準備するもの
作り始める前に最低限決めておきたい項目があります。
開催目的を1文で決める
スタンプラリーにはさまざまな目的があります。
- 学園祭で来場者に校内を巡ってもらいたい
- 商店街で複数店舗を利用してもらいたい
- オープンキャンパスで施設見学を促したい
- 地域イベントで観光スポットを周遊してもらいたい
ここでは詳細な企画設計までは不要です。
「誰にどこを回ってほしいのか」を一文で言える状態にしておきましょう。
企画そのものの考え方については、別記事の「スタンプラリー企画の作り方」で詳しく解説しています。
スポット数と開催期間を決める
初めて開催する場合は5〜10スポット程度がおすすめです。
20か所以上にすると、参加者の途中離脱が増えるだけでなく、運営側の準備負担も大きくなります。
開催期間も事前に決めておきます。
- 学園祭:1〜2日
- オープンキャンパス:1日
- 地域イベント:数日〜数週間
- 商店街企画:数週間〜数か月
など、イベント規模に合わせて設定しましょう。
手順① 台紙(カード)を作る
次に参加者が利用するスタンプカードを作成します。
紙の場合
もっともシンプルな方法です。
A4用紙やはがきサイズに、
- タイトル
- スタンプ欄
- 景品交換場所
- 注意事項
などを記載します。
参加人数が少ないイベントであれば、紙でも十分運営できます。
デジタルの場合
最近増えているのがスマホを利用するデジタルスタンプラリーです。
参加者はURLやQRコードから参加し、スマホ上でスタンプを集めます。
紙の印刷が不要になり、
- 配布作業
- 回収作業
- 集計作業
を減らせるのが特徴です。
参加人数が多いイベントほどメリットを感じやすいでしょう。
手順② スタンプスポットを登録する
次にスタンプを取得できる場所を設定します。
QRコード方式
もっとも導入しやすい方法です。
各スポットにQRコードを掲示し、参加者がスマホで読み取ります。
例えば学園祭なら、
- 正門
- 模擬店エリア
- 体育館
- 展示教室
などにQRコードを設置します。
印刷して掲示するだけなので準備も比較的簡単です。
GPS方式
参加者が指定エリアに近づくとスタンプを取得できる方式です。
観光イベントやウォーキングイベントなど、広いエリアを巡る企画に向いています。
ただしGPSには誤差があるため、
- 建物内
- 隣接したスポット
- 狭い会場
ではQRコード方式の方が安定します。
スポット説明も登録する
スポット名だけではなく説明文も設定しておくと、参加者の満足度が高まります。
例
- 展示内容の紹介
- 観光地の豆知識
- クイズやミッション
単なるチェックポイントではなく、立ち寄る理由を作ることが重要です。
手順③ 景品・特典を設定する
スタンプが集まった後の報酬も設定します。
コンプリート特典
もっとも一般的な形式です。
例えば
- お菓子
- オリジナルグッズ
- ノベルティ
- 割引券
などがあります。
中間達成特典
全スポット達成だけでなく、
- 3個達成
- 5個達成
- 7個達成
など途中でも特典を用意すると参加しやすくなります。
時間がない参加者でも満足感を得られるためです。
デジタル特典も活用できる
デジタル方式なら、
- 限定画像
- 壁紙
- イラスト
- メッセージ
などを特典として配布できます。
特にファンイベントや推し活企画との相性が良い方法です。
手順④ テストプレイを行う
本番前に必ず確認しましょう。
実際にはこの工程が成功を左右します。
QRコードが読み取れるか
想像以上によく起こるトラブルです。
確認するポイント
- 印刷サイズ
- 掲示位置
- 屋外の反射
- 暗い場所での読み取り
複数のスマホで試しておくと安心です。
動線に問題がないか
作った本人は気づきませんが、
- 一本道だと思っていた
- 場所が分かりにくい
- 案内が不足している
というケースはよくあります。
第三者に体験してもらうのがおすすめです。
所要時間を確認する
想定より長くなることも少なくありません。
例えば学園祭で30分を想定していたのに、実際は1時間以上かかるケースもあります。
参加者目線で無理のない時間か確認しましょう。
手順⑤ 本番運営を行う
準備ができたら本番です。
QRコードを掲示する
当日に慌てないよう、前日までに設置できると理想です。
掲示後も、
- 剥がれていないか
- 見えづらくなっていないか
を確認しましょう。
景品交換場所を明確にする
意外と多いのが
「景品交換場所が分からない」
という問い合わせです。
受付や本部など分かりやすい場所に設定しましょう。
トラブル対応を決めておく
例えば
- QRコードが破損した
- スマホの通信状況が悪い
- 参加者が操作方法を理解できない
といったケースに備えておくと安心です。
無料でデジタルスタンプラリーを作る方法
最近は専用サービスを使うことで、プログラミング不要で作成できます。
ここではPON!メイカーを利用する例を紹介します。
スタンプラリーを新規作成する
管理画面から新しいスタンプラリーを作成します。

入力する内容は、
- タイトル
- 説明文
- 開催期間
- スタンプ数
などです。

公開/限定公開の設定や、スタンプをどのように押すかの方法もここで選択できます。
スポットを登録する
次にスタンプスポットを追加します。

各スポットごとに、
- スポット名
- 説明文
- 画像
- 緯度経度
- スタンプの絵柄
などを設定します。
デザインを設定する

カードの配色やヘッダー画像を設定します。
学園祭なら学校らしいデザイン、商店街なら地域らしいデザインを設定すると企画の一体感が高まります。
特典を設定する

達成条件ごとに特典を登録します。
例えば、
- 3スポット達成
- 全スポット達成
など複数段階で設定できます。
公開してQRコードを掲示する
公開すると参加用URLやQRコードが発行されます。
それらを各スポットへ掲示すれば準備完了です。
参加者はアプリをインストールすることなく利用できます。
スタンプラリー作成でよくある失敗
スポット数を増やしすぎる
運営側は多く回ってほしいと考えがちです。
しかし参加者にとっては負担になります。
まずは少なめから始める方が成功しやすいでしょう。
QRコードを小さく印刷する
読み取りトラブルの原因になります。
遠くからでも見つけやすく、近づけばすぐ読み取れるサイズを意識しましょう。
電波状況を確認していない
屋内や地下では通信環境が悪い場合があります。
事前確認は必須です。
まとめ
スタンプラリー作りは、
- 開催内容を決める
- カードを作る
- スポットを設定する
- テストする
- 本番運営する
という流れで進められます。
特別なシステム開発をしなくても、現在はデジタルスタンプラリーを簡単に作れるサービスも増えています。
学園祭や地域イベント、商店街企画などで初めて開催する場合は、まず5〜10スポット程度の小規模な企画から始めると成功しやすいでしょう。
デジタルスタンプラリーを手軽に作りたい場合は、PON!メイカーのようなサービスを活用すると準備負担を大きく減らせます。
QRコードやGPSを使ったスタンプラリーをアプリ不要で作成できるため、学園祭やオープンキャンパス、地域イベントなどでも導入しやすいのが特徴です。