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コラムスタンプラリー企画2026/6/26

GPSスタンプラリーの作り方|仕組み・精度・QRコードとの違いをわかりやすく解説

GPSスタンプラリーの仕組みや作り方、QRコード方式との違いを解説します。スポット設定やGPS精度、向いているイベント、導入時の注意点まで運営者目線で紹介します。

GPSスタンプラリーは、参加者が指定した場所まで移動するとスマートフォンの位置情報を利用してスタンプを獲得できる仕組みです。

QRコードを設置する必要がないため、広いエリアを巡るイベントとの相性が良く、自治体の観光企画や街歩きイベントなどで利用されています。

一方で、GPSには位置精度の限界があり、屋内イベントや狭い会場ではQRコード方式の方が適しているケースもあります。

そのため、「GPSとQRコードのどちらが優れているか」ではなく、「開催場所や目的に合わせて選ぶこと」が重要です。

この記事では、GPSスタンプラリーの仕組みから作り方、スポット設定の考え方、GPS精度の注意点、QRコード方式との違いまで詳しく解説します。

GPSスタンプラリーとは

GPSスタンプラリーとは、スマートフォンの位置情報を利用して、指定した場所に近づくとスタンプを取得できるスタンプラリーです。

参加者はアプリやブラウザで現在地を取得し、運営者が設定したスポットの近くまで移動するとスタンプを押せます。

QRコードを読み取る必要がないため、自然な街歩きや観光と組み合わせやすいことが特徴です。

GPSスタンプラリーの仕組み

GPSスタンプラリーは次のような流れで動作します。

  1. 運営者がスポットの位置情報を登録する
  2. スタンプ可能な半径を設定する
  3. 参加者が位置情報の利用を許可する
  4. スポット付近まで移動する
  5. 条件を満たすとスタンプを取得できる

運営者はQRコードを設置する必要がないため、広範囲のイベントでも準備を比較的少なくできます。

GPSスタンプラリーの作り方

企画自体は通常のスタンプラリーと同じですが、GPSならではの設計ポイントがあります。

1. 回遊させたいスポットを決める

最初に参加者へ訪れてほしい場所を決めます。

例えば次のようなスポットが考えられます。

  • 観光名所
  • 公園
  • 商店街
  • 道の駅
  • 神社・寺院
  • 地域施設

GPSではQRコードを設置しなくてもよいため、設置場所を確保しにくい場所もスポットにできます。

2. スポットの位置を登録する

各スポットの緯度・経度を登録します。

一般的には地図上でピンを置くだけで設定できるサービスが多く、専門知識は必要ありません。

建物そのものではなく、参加者が実際に立つ場所を基準に登録すると判定しやすくなります。

3. スタンプ取得半径を設定する

GPSスタンプラリーでは、スポットから何メートル以内でスタンプを押せるかを設定します。

半径が狭すぎるとGPS誤差で取得できないことがあります。

反対に広すぎると、本来訪問していない場所から取得できてしまいます。

イベント内容に応じて適切な半径を設定することが重要です。

4. 動作確認を行う

公開前には必ず現地で確認します。

特に確認したいポイントは次のとおりです。

  • GPSが正しく取得できるか
  • 半径が適切か
  • 建物や樹木の影響を受けないか
  • スタンプ取得まで時間がかからないか

机上だけでは分からないことも多いため、現地確認は欠かせません。

GPSの半径はどれくらいが適切か

GPSに絶対的な正解はありません。

周辺環境によって最適な値は変わります。

50m前後が使いやすいケースが多い

多くの屋外イベントでは50m程度がバランスを取りやすい設定です。

GPSには数メートルから十数メートル程度の誤差が発生することがあります。

そのため、10mや20mのような狭い範囲では取得できない参加者が増える可能性があります。

一方で100m以上にすると、近くを通っただけでスタンプが押せてしまう場合があります。

スポット同士が近い場合は注意する

例えば商店街や学園祭のように施設が密集している場所では、50mでも判定が重なる場合があります。

その場合は、

  • QRコード方式へ変更する
  • スポット間隔を広げる
  • 建物単位ではなくエリア単位にする

などの対応が必要です。

GPSの精度はどれくらいなのか

GPSは常に正確とは限りません。

スマートフォンはGPSだけでなく、Wi-Fiや携帯基地局なども利用して位置を推定しています。

そのため環境によって精度は変化します。

GPS精度が良い場所

  • 屋外
  • 見通しが良い場所
  • 公園
  • 河川敷
  • 観光地

GPS精度が悪くなりやすい場所

  • 地下施設
  • 高層ビル街
  • 建物内
  • 山間部
  • トンネル

屋内イベントではGPSだけで運営することは難しいケースがあります。

QRコード方式との違い

GPS方式とQRコード方式には、それぞれ向いている用途があります。

比較項目 GPS QRコード
準備 スポット登録 QRコード設置
屋内 苦手 得意
広域イベント 得意 やや手間
正確な場所判定 やや苦手 非常に得意
不正防止 やや弱い 比較的強い

GPSは「その地域まで来たこと」を判定する仕組みです。

一方、QRコードは「その場所に設置されたコードを読み取ったこと」を判定できます。

そのため、会場内の複数ブースを巡るイベントではQRコードの方が運営しやすいことも少なくありません。

GPSスタンプラリーが向いているイベント

GPS方式は広範囲を歩いてもらう企画との相性が良くなります。

観光スタンプラリー

観光地を巡るイベントでは、QRコードを各所へ設置する手間を減らせます。

自治体や観光協会の回遊施策として利用しやすい形式です。

街歩きイベント

商店街だけでなく、市街地全体を巡るイベントにも適しています。

参加者は自由な順番で歩きながらスタンプを集められます。

サイクリングイベント

自転車で複数地点を巡るイベントでは、QRコード設置よりGPSの方が運営負担を抑えられる場合があります。

ドライブラリー

道の駅や観光施設を巡るイベントでもGPSは活用しやすい方式です。

QRコード方式が向いているイベント

GPSよりQRコードが適しているケースもあります。

例えば次のようなイベントです。

  • 学園祭
  • オープンキャンパス
  • 展示会
  • 商業施設
  • 屋内イベント
  • 謎解きイベント

これらはスポット同士が近く、GPSでは判定が重なりやすいためです。

QRコードならブース単位で正確にスタンプを取得できます。

GPSスタンプラリーを成功させるポイント

現地テストを必ず実施する

GPSの精度は実際の環境で確認しなければ分かりません。

天候や建物配置によっても判定が変わるため、公開前に実際の端末で確認します。

半径は余裕を持って設定する

参加者が何度もスタンプ取得を試す状況は満足度を下げます。

多少余裕を持った設定の方が、スムーズに楽しんでもらえるケースが多くなります。

GPSが苦手な場所はQRコードも検討する

GPSだけにこだわる必要はありません。

イベントによってはQRコード方式の方が参加しやすく、運営もしやすい場合があります。

開催場所や目的に合わせて方式を選ぶことが、参加者の満足度向上につながります。

まとめ

GPSスタンプラリーは、位置情報を利用してスタンプを取得する仕組みです。

広域の観光イベントや街歩き企画では、QRコードを設置せず運営できるメリットがあります。

一方で、GPSには位置誤差があるため、屋内やスポット同士が近いイベントには向きません。

観光地やドライブラリーなど広いエリアではGPS、学園祭や展示会など会場内イベントではQRコードというように、開催場所に合わせて方式を選ぶと運営しやすくなります。

GPSスタンプラリーを手軽に作成したい場合は、PON!メイカーのようなサービスを利用すると、地図上でスポットを登録し、GPSによるスタンプ取得や達成特典の設定を簡単に行えます。

QRコード方式にも対応しているため、イベント内容に合わせて運営方法を選択できます。