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コラムスタンプラリー企画2026/8/23

スタンプラリーの告知方法|参加者を集める宣伝手段とタイミング設計

スタンプラリーの参加者を集めるための告知方法を解説します。SNS、ポスター、メール配信、スタッフの声かけなど事前告知と当日告知の手段を紹介し、いつ何を発信すべきかのタイミング設計やイベント形態別のポイントもまとめました。

スタンプラリーの企画を仕上げた後、次の課題は「どうやって参加者を集めるか」です。

景品を豪華にすれば参加者が増えるとは限りません。そもそもスタンプラリーが実施されていることを知らなければ、来場者は参加のしようがないからです。参加率が上がらない原因の多くは、景品の魅力ではなく告知の設計にあります。

告知と一口に言っても、SNSの投稿、ポスターの掲示、スタッフの声かけ、メール配信と手段は多様です。加えて「いつ告知するか」のタイミングも参加率に影響します。

この記事では、スタンプラリーの参加者を集めるための告知方法を、事前告知と当日告知に分けて解説します。それぞれの手段の特徴と、告知のタイミング設計まで紹介します。

告知の目的は「参加を決める前の人」に届けること

スタンプラリーの告知と、イベント自体の告知は別物です。イベントの存在を知っている来場者でも、スタンプラリーが行われることを知らなければ参加しません。

告知が担う役割は2つあります。

1つ目は、来場前に「スタンプラリーがある」と認知させることです。事前に知っている参加者は、スタンプラリーを前提にスケジュールを組めます。到着後すぐに参加を始められるため、完走率も上がりやすくなります。

2つ目は、来場後に「今からでも参加できる」と気づかせることです。事前告知を見逃した人や、通りすがりの来場者に対しては、会場内の掲示がこの役割を果たします。

どちらか片方だけでは取りこぼしが出ます。事前告知と当日告知の両方を設計することで、参加率の上限を引き上げられます。

告知に必ず含める4つの情報

告知する媒体にかかわらず、以下の4つの情報を含めます。

  • 何があるか:スタンプラリーの名前と簡単な説明
  • 何をすればよいか:参加方法(受付場所、QRコードの読み取りなど)
  • 何がもらえるか:景品や特典の内容
  • いつまでか:実施期間や受付終了時刻

この4つが揃っていれば、読んだ人は参加するかどうかをその場で判断できます。逆に、どれか1つでも欠けていると「詳しくは会場で」という不確定要素が残り、参加の意思決定が先送りされます。

文章量は短いほど良いです。SNSなら2〜3行、ポスターなら目に入る見出し1行と補足2行程度で4つの情報を伝えられる構成にします。

事前告知の方法5選

イベント当日より前に参加者へ情報を届ける手段を5つ紹介します。イベントの規模や対象者に合わせて組み合わせてください。

方法1:SNS投稿

X(旧Twitter)、Instagram、Facebookなど、イベントの対象者が多く使っているプラットフォームで告知します。

効果的な投稿のポイントは以下のとおりです。

  • 景品の写真や台紙のデザインなど、視覚的な要素を含める
  • 「スタンプラリーがある」だけでなく「全制覇で〇〇がもらえる」と具体的に書く
  • イベントのハッシュタグがあればあわせて使う
  • 投稿タイミングはイベント1週間前と前日の2回以上

学園祭や地域イベントでは、運営の公式アカウントだけでなく出展者や参加店舗にもシェアを依頼すると届く範囲が広がります。

方法2:イベント公式サイトやページへの掲載

イベントの公式Webサイト、告知ページ、またはチケット販売ページにスタンプラリーの情報を掲載します。

すでにイベントに参加を決めている人が事前に読む場所であるため、「当日何をするか」の計画に組み込んでもらいやすい媒体です。

掲載する情報は以下を含めます。

  • スタンプラリーのルール概要
  • スポット数と所要時間の目安
  • 景品の内容
  • 参加方法(台紙配布場所、QRコードの読み取りなど)
  • 会場マップ上でのスポット配置(可能であれば)

方法3:チラシやポスターの事前配布

会場周辺の掲示板、参加店舗の店頭、学校の廊下など、ターゲットが日常的に目にする場所にポスターを貼るか、チラシを配布します。

商店街スタンプラリーでは、参加店舗の店頭にポスターを掲示する方法が定番です。「このお店もスタンプラリーに参加しています」という掲示が、来店客への告知と参加店舗のPRを兼ねます。

学園祭であれば、校内の掲示板や教室の入口に1〜2週間前からポスターを貼ることで、生徒や保護者への事前認知を作れます。

方法4:メールやLINEでの配信

既存の参加者リストやLINE公式アカウントの友だちに対して、スタンプラリーの告知を直接配信します。

メールやLINEの配信は、すでにイベントや店舗と接点がある人に届くため、告知から参加への転換率が高い手段です。

配信に含める内容は最小限に絞ります。件名やLINEの冒頭文でスタンプラリーの存在を伝え、詳細は1〜2行で済ませます。「詳しくはこちら」のリンク先に参加方法や会場マップを用意しておくと、関心を持った人だけが詳細を確認できます。

方法5:参加店舗や出展者からの口コミ

商店街スタンプラリーや展示会のスタンプラリーでは、参加店舗や出展ブースのスタッフが来客に直接声をかける口コミが効果的です。

特に来店時の会計タイミングで「今日からスタンプラリーをやっていまして」と一言添えるだけで、知らなかった来場者が参加を始めるケースがあります。

口コミでの告知を機能させるには、参加店舗のスタッフ全員が「スタンプラリーがある」「どこで台紙をもらえるか(またはQRコードがどこにあるか)」の2点を把握している必要があります。運営側から店舗スタッフへの事前共有を忘れないようにします。

当日告知の方法4選

事前告知を見逃した来場者や、通りすがりの参加者に対して、会場内で「今から参加できる」と気づかせる方法を紹介します。

方法1:入口付近のスタート案内

来場者が最初に目にする入口付近に、スタンプラリーの案内を設置します。看板、のぼり、A型スタンド、またはデジタルサイネージなど、会場に合った形式で掲示します。

掲示する内容は「スタンプラリー開催中」「参加無料」「全制覇で〇〇プレゼント」の3点が最低限です。詳しいルールは受付場所や台紙に記載すれば十分であり、入口の掲示は「気づかせる」ことだけに集中させます。

入口からスタート地点が離れている場合は、矢印付きの案内(「スタンプラリー受付→」)を設置して迷わず到達できるようにします。

方法2:各スポットの視認性を高める

スポットそのものが告知の役割を果たす場合があります。通りすがりの来場者がスポットの装飾やQRコードを見て「何だろう?」と興味を持ち、その場で参加を始めるケースです。

スポットの視認性を高める工夫の例を挙げます。

  • スポットに統一デザインの看板やのぼりを立てる
  • QRコードの横に「スタンプラリー参加はこちら」の説明を添える
  • 周囲の掲示物と差別化できる色使いにする

スタンプラリーの参加者だけでなく、まだ参加していない来場者の目にも入る設計にすることで、スポットが告知媒体として機能します。

方法3:スタッフからの声かけ

受付スタッフや巡回スタッフが来場者に直接声をかける方法です。「スタンプラリーに参加しませんか?」と一声かけるだけで、掲示物だけでは気づかなかった来場者が参加を始めます。

声かけが特に有効な場面は以下の3つです。

  • 入口で立ち止まっている来場者
  • マップを見ている来場者
  • スポット付近を通り過ぎようとしている来場者

スタッフの声かけは最も転換率が高い告知手段ですが、人員の確保が必要です。専任スタッフを置けない場合は、受付担当が台紙の配布と合わせて声かけを行う運用が現実的です。

方法4:場内放送やBGMの合間の案内

学園祭や大型イベントでは、場内放送を使った告知も有効です。「スタンプラリー開催中。受付は本部テント前で配布しています」程度の短い案内を、30分〜1時間おきに流します。

放送での告知は1回だけでは効果が薄いため、繰り返し流すことが前提です。同じ文面を機械的に繰り返すのではなく、時間帯に合わせて「午後の部もまだ参加できます」「景品残りわずかです」とバリエーションを持たせると聞き流されにくくなります。

告知のタイミング設計

告知は「何を使うか」だけでなく「いつ出すか」で効果が変わります。時間軸に沿った告知設計の目安を示します。

1〜2週間前:認知を作る

この段階の目的は「スタンプラリーがある」という事実を知ってもらうことです。参加を即決させる必要はありません。

実施する告知の例を挙げます。

  • 公式サイトやイベントページへの情報掲載
  • SNSでの第一報(概要と実施日程)
  • ポスターの掲示開始
  • 参加店舗や出展者への情報共有

3〜5日前:期待を高める

この段階では、すでにイベント参加を決めている人に「スタンプラリーも楽しみ」と思ってもらうことが目的です。

実施する告知の例を挙げます。

  • SNSで景品の写真やスポットの一部を公開
  • 「あと○日」のカウントダウン投稿
  • メールやLINEでの配信(景品の詳細や参加方法の案内)

前日:行動を促す

イベント前日には「明日忘れずに参加する」ことを意識させます。

実施する告知の例を挙げます。

  • SNSでの「明日開催」リマインド投稿
  • 持ち物や注意事項の案内(デジタル方式ならスマートフォンの充電を忘れずに、など)

当日:その場で動かす

当日の告知は「今すぐ参加できる」ことを伝えることに集中します。

実施する告知の例を挙げます。

  • 入口付近の案内掲示
  • 場内放送
  • スタッフの声かけ
  • 各スポットの視認性確保

イベント形態別の告知ポイント

スタンプラリーを実施する場面ごとに、告知で意識すべきポイントが異なります。

学園祭・文化祭

来場者は在校生の家族や地域住民が中心です。学校のWebサイトや配布プリントに情報を載せることで事前認知を作れます。生徒が友人や家族にSNSで拡散する効果も見込めるため、生徒向けの告知も忘れないようにします。

当日の告知では、入場門付近での案内が最重要です。校内に入った瞬間に「スタンプラリーがある」と分かる掲示を設置します。

文化祭スタンプラリーの企画全体については「文化祭スタンプラリーの企画アイデア10選|参加者が楽しめる工夫と成功のポイント」で紹介しています。

商店街イベント

商店街スタンプラリーでは参加店舗からの告知が大きな力を持ちます。各店舗が既存の顧客に「今度スタンプラリーがありますよ」と伝えることで、商店街全体への来街動機を作れます。

店舗に配布する告知ツール(ポスターやリーフレット)は、運営側で統一デザインを用意して配布すると見た目に一体感が出て認知されやすくなります。

商店街スタンプラリーの企画方法は「商店街スタンプラリーの企画方法|回遊促進と個店売上につなげる成功のポイント」で解説しています。

地域イベント・観光

地域イベントや観光スタンプラリーでは対象者が広く、一つの媒体だけでは届きにくい場合があります。自治体の広報誌、地域のフリーペーパー、観光案内所のチラシラックなど複数の媒体を組み合わせます。

期間が数日〜数週間にわたる場合は、期間中にSNSで「参加者の声」や「景品の残数」を発信し続けることで、後半の参加者を獲得できます。

地域スタンプラリーの設計については「地域活性化に効くスタンプラリー企画の作り方|観光・商店街・自治体イベントの成功事例とポイント」も参考にしてください。

オンラインイベント

Webオンリーのイベントやオンラインスタンプラリーでは、告知手段はデジタルに限定されます。SNS、イベント告知サイト、主催者のWebサイト、メーリングリストなどが中心です。

物理的なポスターや口コミが使えない分、告知の回数を増やすことが重要です。1回の投稿で届く範囲は限られるため、切り口を変えながら複数回に分けて投稿します。

告知の効果を確認する方法

告知がうまく機能しているかは、参加率のデータから間接的に判断できます。

事前告知の効果

事前告知が機能しているかどうかは、「開始直後の参加者数」で判断します。イベント開始から30分以内に参加を始める人が多ければ、事前に企画を知っていた来場者が多いと推定できます。

逆に、開始直後の参加が少なく後半に参加者が増える場合は、事前告知が届いておらず当日の掲示や口コミで初めて知った人が多い可能性があります。

当日告知の効果

当日の告知が機能しているかは、「途中参加者の割合」で確認します。イベント中盤以降に参加を始める人が一定数いれば、会場内の掲示やスタッフの声かけが効いています。

デジタルスタンプラリーであれば、参加開始時刻をデータとして記録できるため、時間帯別の参加者数を確認しやすくなります。

参加率や完走率の測定方法については「スタンプラリーの効果測定方法|参加率・完走率・回遊効果を数字で振り返るポイント」で詳しく解説しています。

まとめ

スタンプラリーの告知は、「企画に気づかせる」ことと「参加を決める材料を渡す」ことの2段階で設計します。

事前告知ではSNS、公式サイト、チラシ、メール配信、店舗からの口コミを組み合わせ、1〜2週間前から認知を作ります。当日は入口の掲示、スポットの視認性、スタッフの声かけで来場者を参加へ導きます。

告知に含める情報は「何があるか」「何をすればよいか」「何がもらえるか」「いつまでか」の4点です。これが揃っていれば媒体を問わず参加の判断材料になります。

参加率を高めるための設計全体を見直したい場合は「スタンプラリーの参加率を上げる方法|告知・導線・スポット設計の実践ポイント」もあわせてご覧ください。スタンプラリー企画の全体設計については「スタンプラリーの企画の作り方|失敗しない進め方と成功のコツ」で紹介しています。

スタンプラリーの告知で「参加方法の説明」に手間をかけたくない場合、QRコードを読み取るだけで参加できるデジタル方式を選ぶと告知がシンプルになります。

PON!メイカーはアプリ不要で参加できるスタンプラリー作成サービスです。告知時に「QRコードを読み取るだけ」と一言で説明でき、来場者の参加手続きを最小限に抑えられます。

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